僕は――――――





本当にこれでいいのだろうか?





そう思いながら・・・・




ヒカルは外の雨をぼんやりと眺めていた・・・。




「どうした?ヒカル」

そう隣に居たティレルに声をかけられヒカルは我に戻った。

「ん?ああ、ちょっと考え事が・・・。」

「なんだって!ヒカル、お前大丈夫か?」

と、アークに言われたのが癪に触ったらしくむすっとしながら


「なんだよ!アーク、僕だって考え事ぐらいするって!」


「ゴメン、ゴメン。で、何を考えていたんだ?」


「ふと、思ったんだよ・・・。

僕はメダロットに出会って、その中でお前たち会えて、

楽しいこと、辛いこと、いろいろな事をともにしてきた。

けど、お前達より僕は早く死んでしまう。そう思うと、

本当にいいのかなって・・・・。」


いつものヒカルからは見ることの出来ない表情や言葉に、二体とも言葉が出なかった。

二体とも、ヒカルが自分達メダロットが大好きで、常に自分たちのことを考えている。

だが、そのためにヒカルが悩んだり苦しんだりする姿を見てきた。

だから、何と言っていいのか分からないのだ。


しばらく沈黙が続いた。




しかし、外からはいまだに雨のザ――――という音が続いていた。



それからどれぐらい経っただろうか、ティレルがゆっくりと話し始めた・・・。


「たしかに、たしかにそうかもしれない。だが、人もメダロットも、

今を生きることが大切ではないのか?」


そう言ったティレルにアークは、


「そうだよな、ティレル。それにヒカル、人生そんなに考え込む必要は無いぜ。

そんなことばっかしてると、老けてくぞ。」


相変わらずの楽観主義のアークに、ヒカルとティレルは呆気にとられてしまった。


「・・・。アハハハハハ!確かにそうかもな!」




外は未だに雨が降っていたが、ヒカルの目はいつもの輝きを取り戻していた。








管理人コメント
シリアスって書きにくいですが、訴えるものがあります。
今回のはメダロットとそのマスターの問題です。
これからもシリアス物を書いていきたいです。