第3章 戦いの始まり・・・。
ライから手紙を受け取ったその翌日・・・。
いつものように起き、朝食を食べ、メダロット博士のいるメダロット研究所に
行こうと思ったそのとき、
「”東のリュウトウ学園、謎のメダロットたちに占拠される”か〜。」
ふとイッキの父ジョウゾウが読んでいた新聞の記事を声に出して読む・・・。
「”セレクト隊出動するもあえなく撤退。負傷者100人を超える”物騒だな〜。」
その言葉を聞きイッキは驚いた。
(いくらなんでもセレクト隊が撤退する事があるとは思えないな〜。
それに、ミズチがいるからな〜。怪しいな〜?)
「パパ。それ本当?」
イッキの問いに父ジョウゾウは、
「ああ、本当のようだな。けど、おかしいな?」
「何が?」
「いや、セレクト隊のメダロットがいきなり機能停止したらしいんだ。
それに、メダロットが人を襲うなんて事ありえないのにな〜。」
「ふ〜ん。そうなんだ。」
(確かに、三原則があるからメダロットは人を襲えないし、メダロットがいきなり
機能停止したのも気になるな・・・。)
「ところでイッキ、行かなくていいのか?」
「へ?どこに?」
「メダロット博士のところにだよ。」
「ああ!そうだった!じゃあパパ行ってきま〜す。」
そう言いながらイッキは出かけて行った
それから数分後、イッキはメダロット研究所に来ていた・・・。
アリカと合流し、メダロット博士のところへ向かった。
メダロット博士はいつもの様に自分の部屋にいたが、顔色はいつもと違った・・・。
いつもの博士からは想像できないような暗い顔をしていた。
それと、博士の近くにレトルトレディの姿もあった・・・。
「あの〜博士?どうしたの?」
「おお、アリカ君。それに、イッキ君まで!ちょうどよかった。
今日の新聞やニュースでやっとった事件は知っておるな?」
「ええ、あのリュウトウ学園が占拠された話ね。」
さすが、といった所か。事件に対するアリカの熱意をイッキはよく知っている。
いつも振り回されていたからである。
「そうじゃ。それで、その占拠したメダロット達と関係しているのが
最近のメダロットが急に機能停止する事件のようなんじゃ。」
「え、どうしてですか?博士?」
さすがにイッキもこの言葉には驚いた。
「どちらも、メダロットが機能停止する点は同じじゃから関係がある可能性は高い。
それと、レトルトが行方不明なんじゃが知らんかの?」
「知りませんが、ヒカルさん行方不明なんですか?」
「うむ、何の連絡もないんじゃ。イッキ君何か変わったことはないかの?
レトルトからイッキ君へ何か送っておるかも知れんしの。」
「それなら、昨日ライって人から手紙をもらいましたけど。
一応持ってきてありますけど。」
「おお、そうか。読んでくれんか」
「分かりました。」
イッキはゆっくりと手紙の封を切り読み始めた・・・。
―――イッキ君、君がこの手紙を読む頃には事件は最悪のシナリオを
辿っているかも知れない。
この町を中心とした東西南北、四天王たちがいる町が占拠されるだろう。
すでに、東が占拠されているかもしれないもしそうだったなら次は西が狙われる。
そして、最後にはメダロット社を占拠しようと企んでいるようだ。
イッキ君、君に頼みたい。メダロット社と四天王たちがいる町をやつらに占拠させないでくれ。
これが私の最後の願いだ・・・。頼んだぞ。
キララ、すまない
ヒカル―――
この手紙を読んだ後、その場にいた全員の顔が変わっていた・・・。
第4章へ・・・。