第4章 圧倒的な差・・・。





手紙を読んだ翌日・・・。

イッキ達はメダロット博士に頼まれ、リュウトウ以外の四天王がいる町へ危険が迫っている事を伝える為に
行く事になっていたのだが・・・。
朝のニュースを見て驚いた。
「ええ!”トラニシ、ジャクナン、メダロットに占拠される!”だって!」
イッキが驚くのも無理はない。ニュースの内容からすると、同時に二つの町をメダロット達が
襲い、占拠したようなのだ。
「って事は、残ったカメヤマに行かなきゃならないのか・・・。イヤだな〜。」
イッキがカメヤマに行きたくない理由は一つ、コクエンである。
行ったら何をされるか・・・。


――1時間後――
「よく来たな!メイド少女!」
「だから、その呼び方をどうにかしてくれよ!」
(やっぱり、来なかったら良かったかも・・・。)
と、少し後悔しているイッキに
「まぁ、落ち着くんだ。イッキ。」
「そうですわ。イッキさん。」
「そうよ!イッキ!」
コウジ、カリン、アリカに一斉にダメだしされ、かなりへこんでしまうイッキ
「と、ところでコクエン、最近謎のメダロット達が町を襲っているのは知ってる?」
「もちろん知っているぞ!メイド少女!」
「で、次はこの町が襲われるらしいんだ。それで何か変わったことない?」
「変わった事といえば、メイド少女が俺達四天王を呼んでいると言いにきた奴がいたぞ。」
「どんな人だった?」
「確か、銀色の髪にスーツを着ていてサングラスを掛けた男だった。」
その言葉を聞いてイッキは驚いた。
「え!ライさんが!」
「なんだ、メイド少女が俺達を呼んでたんじゃないのか?」
「違うよ!僕はコクエン達に町が襲われるって言いに来ようとしてただけで・・・。」
「じゃあ、そのライって男が怪しいわね。」
「ああ、オレも同感だ。コクエン達を町から遠ざけて楽に占拠しようと
 考えているのかもしれないな。」
と、コウジとアリカが言ったのにイッキは
「だったら、何でヒカルさんの書いた手紙を僕に渡すんだよ!」
「相手を混乱させたかったからじゃないの?」
(本当にそうなのか?ライさんはそんな人には見えなかったけどな・・・。)

そうこう言い合っているその時、外から突然、大きな爆発音が聞こえ
イッキ達は外に出た・・・。

外は酷い光景だった・・・。
例のメダロット達が人を襲い、襲われていない人達はメダロットで対抗しようとするも
そのメダロット達が機能停止し立ち向かう術さえ奪われているのである。
そんな光景をイッキ達はただただ見ていた・・・。
そんな中上空に一機のヘリが飛んできた。
そのヘリは一機たちの前に着陸し、その中から黒ずくめの武装した4人の人が現われた。
そのうち一人はイッキの知っている人物だった。
メガネを掛けていて黒いバンダナをつけているその人物は―――
「パパ!どうしたの!」
「イッキ!それにアリカちゃん達!早くヘリに乗るんだ!メダロット博士が呼んでる!」
「わかったよ!でも、ほかの人達もたちも乗せないと!」
「キール!レイ!真一郎!お前達はイッキ達をメダロット博士のところに連れて行け!」 「隊長はどうするんです?」
キールと呼ばれた男がジョウゾウに聞く・・・。 「私はここで奴等の足止めをしておく!お前達は任務を最優先しろ!」
「了解!」
「パパ!パパは一緒に行かないの?」
「イッキ・・・。私はここで人々を避難させる為に奴等の足止めをしなければならない。
 それに、必ず帰ってくるから・・・。」
そう言い残すとジョウゾウは、例のメダロット達に向かっていった。
そしてヘリも離陸した。
ヘリが離陸した少し後、カメヤマ小学校は巨大な爆発によってその姿を消した・・・。
ヘリの中はイッキの悲痛な叫び声しか聞こえなかった・・・。



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